The season words of January, with their meanings in English. English page

一月の季語は、元日から松の内にかけての新年の言葉と、冬の終わりの言葉とから成ります。小寒(1月5日ごろ)で寒の入りを迎え、大寒(1月20日ごろ)のころは、一年でいちばん寒い時期の言葉が並びます。

社内連句会が、連句の発句(最初の句)に入れる季語を選ぶための手引きとして、月ごとにまとめたものです。例句は、江戸から大正の俳人の句です。

1月の季語(時候)

初春はつはる新年
旧暦では年の始まりと春の始まりが近かったことから、新年を祝っていう言葉です。
去年今年こぞことし新年
年が改まる夜、去年と今年とが一続きに過ぎてゆくことを思う言葉です。
元日がんじつ新年
一年の最初の日、一月一日のことで、その朝を元旦ともいいます。元日や手を洗ひをる夕ごころ芥川龍之介
松の内まつのうち新年
門松を立てておく間のことで、多くは一月七日まで、地方によっては十五日までをいいます。
寒の入りかんのいり冬
小寒の日のことで、この日から節分までのおよそ三十日間を寒の内といいます。
大寒だいかん冬
二十四節気の一つで、一月二十日ごろにあたり、一年でいちばん寒さの厳しいころです。
寒しさむし冬
冬の寒さそのものをいう言葉で、身にしみる冷たさから心の寂しさまでを含みます。塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店芭蕉
日脚伸ぶひあしのぶ冬
冬至を過ぎ、昼の長さが日ごとに少しずつ伸びてゆくのを感じるころの言葉です。
春待つはるまつ冬
寒さの中で、春の来るのを心待ちにする気持ちをいう、冬の終わりの言葉です。

1月の季語(天文)

初日はつひ新年
元日の朝に昇る太陽のことで、その出を拝む習わしを初日の出といいます。
初空はつぞら新年
元日の空のことで、晴れても曇っても、新しい年の空として仰ぎます。
寒月かんげつ冬
冬の夜空に冴えわたる月のことで、冷たく澄んだ光が感じられます。寒月や門なき寺の天高し蕪村
吹雪ふぶき冬
激しい風とともに雪が吹きつけ、あたりが見えなくなるほど降るさまをいいます。宿かせと刀投出す吹雪哉蕪村

1月の季語(地理)

寒の水かんのみず冬
寒の内に汲む水のことで、腐りにくいとされ、酒造りや薬に用いられてきました。

1月の季語(生活)

初夢はつゆめ新年
新年に初めて見る夢のことで、ふつうは元日か二日の夜に見る夢をいいます。
書初かきぞめ新年
新年に初めて筆をとり、めでたい言葉や詩歌を書くことで、一月二日に行う習わしです。
雑煮ぞうに新年
正月に餅を入れて煮る汁物で、餅の形や汁の味は土地ごとに異なります。
探梅たんばい冬
早咲きの梅を探して、冬の終わりの野山を歩くことをいいます。

1月の季語(行事)

七草ななくさ新年
一月七日の朝、春の七草を刻んで粥に炊き、一年の無病を願う習わしです。
鏡開かがみびらき新年
正月に供えた鏡餅を一月十一日ごろに下ろし、割って汁粉や雑煮にしていただく行事です。
どんど焼どんどやき新年
小正月のころ、門松やしめ飾り、書初などを持ち寄って焼く火祭りです。

1月の季語(動物)

寒雀かんすずめ冬
寒の内の雀のことで、寒さに羽をふくらませた姿は、ふくら雀とも呼ばれます。

1月の季語(植物)

福寿草ふくじゅそう新年
正月の鉢植えにされる黄色い花で、名のめでたさから元日草とも呼ばれます。
寒椿かんつばき冬
寒中に咲く椿のことで、雪の中に見える赤い花が好まれます。
水仙すいせん冬
冬から早春にかけて咲く花で、白や黄の花と清らかな香りが好まれます。水仙や寒き都のここかしこ蕪村
冬木立ふゆこだち冬
葉をすっかり落とした冬の木々が、立ち並んでいるさまをいいます。斧入れて香におどろくや冬木立蕪村
蝋梅ろうばい冬
寒中に、蝋細工のような黄色い花を咲かせる木で、甘い香りがあります。

※季語の季節は、旧暦にもとづく歳時記の分け方によります。立春・立夏・立秋・立冬の前後で、同じ月に二つの季節の言葉が並びます。

※この季語で、連句バトンの発句を詠んでみてください。

月別の季語

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