The season words of August, with their meanings in English. English page

八月は、立秋(8月7日ごろ)を境に夏の季語から秋の季語へと移る月です。暑さが続いていても立秋からは秋の言葉を用い、処暑(8月23日ごろ)を過ぎると、野分や稲妻が詠まれます。

社内連句会が、連句の発句(最初の句)に入れる季語を選ぶための手引きとして、月ごとにまとめたものです。例句は、江戸から大正の俳人の句です。

8月の季語(時候)

晩夏ばんか夏
夏の終わりのころのことで、暑さの中に、衰えの気配が見え始めます。
秋近しあきちかし夏
夏の終わりに、秋がすぐそこまで来ていることを感じていう言葉です。秋近き心の寄や四畳半芭蕉
秋立つあきたつ秋
立秋のことで、八月七日ごろにあたり、暦の上ではこの日から秋になります。
残暑ざんしょ秋
立秋を過ぎてからも残る暑さのことで、手紙では残暑見舞いを出します。
新涼しんりょう秋
秋の初めに感じる涼しさのことで、夏の暑さのあとのさわやかさをいいます。

8月の季語(天文)

秋の風あきのかぜ秋
秋に吹く風のことで、もの寂しさや身にしみる冷たさとともに詠まれます。あかあかと日はつれなくも秋の風芭蕉
星月夜ほしづきよ秋
月のない秋の夜、星の光で月夜のように明るく見えることをいいます。
天の川あまのがわ秋
夜空に帯のように見える無数の星の群れで、秋の夜にもっとも澄んで見えます。荒海や佐渡に横たふ天の河芭蕉
稲妻いなずま秋
秋の夜空に光る雷の光のことで、稲を実らせるものと考えられてきました。稲妻や闇の方行く五位の声芭蕉
野分のわき秋
秋に野の草を分けて吹く強い風のことで、今の台風にあたります。鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉蕪村

8月の季語(地理)

花野はなの秋
秋の草花が一面に咲き乱れる野原のことで、華やかさの中に寂しさも漂います。

8月の季語(生活)

夏休みなつやすみ夏
学校などで、夏の暑い時期に設けられる長い休みのことです。

8月の季語(行事)

七夕たなばた秋
牽牛と織女が年に一度会うという星祭りで、旧暦七月七日の行事のため秋の季語です。
盆ぼん秋
先祖の霊を迎えて供養する行事で、多くの地方では八月十三日から十六日に行われます。
墓参はかまいり秋
盆に先祖の墓に参ることで、俳句では単に墓参といえば秋の季語になります。
盆踊ぼんおどり秋
盆の夜に人々が輪になって踊る行事で、もとは先祖の霊を慰めるためのものでした。
終戦記念日しゅうせんきねんび秋
八月十五日のことで、戦没者を追悼し、平和を祈る日です。

8月の季語(動物)

蜩ひぐらし秋
夏の終わりから秋にかけて、夕暮れに「カナカナ」と澄んだ声で鳴く蝉です。
法師蝉ほうしぜみ秋
晩夏から初秋にかけて「ツクツクボーシ」と鳴く蝉で、つくつく法師とも呼ばれます。

8月の季語(植物)

朝顔あさがお秋
夏の朝に咲いて昼にはしぼむ花で、歳時記では秋の季語とされます。朝顔に釣瓶とられてもらひ水千代女
西瓜すいか秋
夏の果物として親しまれますが、歳時記では秋の季語とされます。
鬼灯ほおずき秋
赤く熟した袋のような萼の中に丸い実をつける草で、盆の飾りにも用いられます。
桔梗ききょう秋
初秋に青紫の星形の花を咲かせる草で、秋の七草の一つです。
木槿むくげ秋
初秋に白や淡紅色の花を咲かせる木で、花は一日でしぼみます。

※季語の季節は、旧暦にもとづく歳時記の分け方によります。立春・立夏・立秋・立冬の前後で、同じ月に二つの季節の言葉が並びます。

※この季語で、連句バトンの発句を詠んでみてください。

月別の季語

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